今の日本には、さまざまな仕事があります。医療職も、医師や看護師、保健師、放射線技師、薬剤師など、複数の職種が存在しています。
各職種魅力は異なりますが、共通している点もあります。それは、患者の生活をより良くしたいという思いです。
医療職は、患者が一人ではできないこと、つまり困っていることに対し、何かしらの手を差し伸べることが多い職種です。そうなると、必然的に患者の口から感謝の言葉が出てきます。それは患者に限らず、家族から言われることもあるでしょう。
自分のしたことを感謝されると、嬉しいだけでなく自己肯定感が向上していきます。
昨今病院で亡くなるより、自宅を選択する患者が増えてきています。それは医療費の高騰だけが理由ではなく、死を自ら選択できる世の中になってきたことが大きな要因です。
死は、人間誰しもが逃れられないものです。医療職は、そこに向き合っていく家族の助けになれる仕事でもあります。
死に際し、さまざまなことを言う人がいます。実際に、「何もできないと諦めていたけど、○○さんのおかげで何でもできる気がして毎日が楽しくなった」「○○さんのおかげで穏やかな気持で最後を迎えられそうです」などと言われた事例もあります。
人の死に触れる機会はそう多くありません。しかし医療職は他の仕事に比べると接する機会は多いです。
必然的に死という事象について考え、さまざまな死の価値観を持っている患者と接することで、人間的に成長していくでしょう。