保健師と看護師の違い

保健師や看護師など、医療に携わる仕事に興味を持っている人は多いです。ただ保健師と看護師は似ているようで仕事内容は全く違うため、十分に理解することが大切です。

保健師は地域住民の健康状態をチェックして、症状に応じて適切な指導を行います。そのため、保健師は予防医療に関わることが多いです。
健康診断の受診率が高まるよう普及活動をしたり、食事や運動など日常生活の過ごし方についてアドバイスを行ったりします。また、飲酒や喫煙といった健康を損なう可能性のある生活習慣がある場合、禁酒や禁煙相談に応じる場合もあります。
そのほか妊婦や新生児のケアも行うため、地域から頼りにされることが多い仕事です。

看護師の主な仕事は、医療機関や福祉施設に勤めて患者や利用者のケアを行うことです。さらに、医師が診察および治療をする際、補助することも看護師の重要な仕事です。そのため、注射などの医療技術を会得する必要があります。

なお、保健師と看護師は国家資格の種類が異なりますので把握しておきましょう。
保健師は看護師の免許に加え、保健師の国家試験を受験して取得しなければなりません。看護学校を卒業した後、保健師を養成する教育機関で学んでから国家試験を受験することは可能です。
看護学部のある大学や4年制の看護学校など、保健師や看護師になるためのカリキュラムを用意している教育機関もあります。そういった医療機関では、卒業と同時に国家資格のダブル受験を申し込むこともできます。

■保健師と看護師(特に保健師)についてもっと知る:http://kangoshi-vs-hokenshi.com